裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

 私は仮免の学科試験でも日本語のよくわからなさで引っかかって、ギリギリだった。

「検討してみます⋯⋯」

 今まで頑張ってきたのに、免許取得を諦めなければいけないのだろうか。

 健太郎さんは「誰でも取れる」と言っていたのに、私はその「誰でも」に入れないなんてショックだ。

「アオちゃん、元気を出して。それから、最近のお母さんの様子はどお?」

「普通にしている時と、号泣している時がある感じです。祖母のように診てもらった方が良いと思うのですが、私が話しかけると暴れてしまって手がつけられません」

 私は回帰前は寛也の家が病院だとは知らなかった。