裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

 授業が終わるとマンションの学習室で彼の自作の問題を解く。

 学校の図書館で一緒にいて、噂がたつとよくないとの彼の配慮だ。

 マンションの学習室はいつも誰も使っていない。

 そして、なぜ私は試験を受ければ受かると自信を持っていたのだろう。
 これだけ努力しても確実に合格するか自信がない。

 寛也は私が知っている人間の中で一番几帳面だった。
 几帳面で細やかという日本人の美徳を、一切見せなかった回帰前の彼はなんだったのだろう。


 回帰前は、彼は何かというと「友達がたくさんいる」アピールをしてきた。
 今の彼はその謎アピールをしてこない。