裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

 彼女のスマホを覗き見ると、うちの大学の転学部制度について調べているようだった。

「経済学部に転学部しようとしているの?」

「そうですよ。経営を学びたいので」

 アオちゃんは当然受ければ、合格するような気でいるようだ。

 経済学部への転学部試験は、毎年2人くらいしか受からない狭き門だ。

 彼女のスペックでは外国語の試験は突破できても、経済の専門的な問題が出るので合格するのは難しい。

「俺、経済学部だから勉強を手伝うよ」

 できるだけ彼女の勉強を手伝ってあげたいと思った。
 他学部から転学してきたやつに聞けば、どのような問題が出るかもわかるはずだ。