裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

俺がアオちゃんに「寛也」と呼んで欲しいと言っても無視された。

 ここまで、ほぼ初対面で人に対して「嫌い」という態度を見せるのは失礼ではないだろうか。

 アオちゃんは俺が思っていたような子ではないのかもしれない。

 キラキラしたラブコメの表紙に期待して買ったら、中身はスプラッター系のホラー漫画だったくらいショックだ。


 でも、10年以上彼女の存在に元気づけられてきた。

 親の都合で世界中連れまわされて、家族アピールに使われても彼女はブログでいつも明るく近況報告をしていた。

 母親の木嶋翠はよくいる承認欲求が強いタイプで、素敵家族をアピールしたいだけに見えた。