裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

 感染症が流行ってくると、グランピング施設はもっと流行するのだ。

 そして、ホテルを建てるよりも簡単で安く済む上に、宿泊代は1泊2万円くらいに設定できる。

 成功すれば私の力を祖父に認めてもらえる上に、健太郎さんの会社と独占契約すれば彼の会社の助けにもなる。

「木嶋アオちゃん、こんなところでどうしたの?」

 私が回帰前に聞き慣れた声に顔をあげると、そこには髪を黒く染めた寛也が立っていた。

「2度と私に話しかけないでくださいと言いましたよね。私、あなたとは関わりたくないんです」

 私が言った言葉が聞こえないのか、彼は私の隣にしゃがみ込んでくる。