裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

 1階のロビーに行くと、コンシェルジュがいなかった。

 このマンションのコンシェルジュサービスは24時間ではなかったようだ。
 それでも、ビル管理の人が監視映像を見たら、私に何か事情を聞きにくるかもしれない。

 私はソファーの陰に隠れてしゃがみ込んだ。

 スマホで大学のページを開いて、どうやったら転学部できるかを調べる。
とにかく、今は文学を嗜んでいる場合ではない。

 転学部して経済学部で経営を学び、本格的に父と戦えるようにしたい。

 千葉のグランピング施設建設に関しても、祖父に相談に行った方が良いだろう。

 私はこれから1年の未来を知っている。