裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

 そして母は稼ぐことが目的で、教室をしていない。
 金遣いが荒い母にとって3万円は小銭同然だ。

「アオは今日嫌なことでもあったのかな? せっかくのアオの誕生日なんだから、喧嘩をしないでケーキを食べようか」

 父が良い「お父さん」の顔をして聞いてくるが、どういう心境なのだろう。

「嫌なことなんてないよ。でも、今日、私は色々な決断をしたよ。20歳になったら私はこの家を出るから。それから、木嶋グループは私が継ぐ」

 今日は、舞ちゃんと友達になって健太郎さんと過ごせた素敵な日だ。
 自分の目標に向かって、努力する眩しい2人に勇気をもらった。