裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

「翠ちゃんは、テーブルコーディネーターの仕事を頑張ってるじゃないか」

 父が母を「翠ちゃん」と呼ぶのを、いつまでも2人は仲良しで微笑ましく思っていた。
 でも、回帰前、鈴木さんのことも「美智子ちゃん」と父は呼んでいた。

「あれは、ママの虚栄心を満たすだけのもので、周りは付き合いや繋がりを求めてきているだけだよね。料理もしない人がテーブルコーディネーターだなんて滑稽だよ」

 母のテーブルコーディネート教室は1回3万円と、他の類似教室に比べて高額だ。

 それにもかかわらず、付き合い上誘われると断れない奥様や、有名な母と近づきたいという目的の奥様で盛況だったりする。