裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

 私は、オーブンに入れっぱなしの舞ちゃんが作ってくれたケーキを食べた。
「美味しい。なんて、幸せな誕生日なんだろう」

 ケーキを食べ終えたら、祖母の送ってくれた小麦粉をキッチンに収納しようと思った。
 回帰前は祖母のお祝いの気持ちを捨ててしまった。

 でも、今の私は祖母のプレゼントの小麦粉を大切に使いたいと思えている。
 舞ちゃんのお陰で、私は祖母のお祝いの気持ちを受け取れた。

 初めて日本の友達ができた19歳の誕生日。

 20歳の誕生日には大切な健太郎さんを守りたい。

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「ただいま、やっぱり日本は仕事が忙しいわね。こんな時間まで待ってて疲れちゃった」
 母と父が帰宅した。