裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

 勝手にフィアンセ扱いしたことを謝るべきだろうが、本当にそうだったら良いのにと思ってしまう気持ちが邪魔をする。

 自分の気持ちに気がついてしまうと、少しでもアオさんと一緒にいたくてドライブに誘ってしまった。

「健太郎さんは車が運転できるんですね。やっぱり車は日本車ですよね」

 眉毛が下がってたアオさんが笑顔で車に乗ってくれて、ホッとする。

 同時に昨日会ったばかりの男の車に乗ってしまう、彼女が心配になった。

「俺がこのまま空港に向かって、アオさんを誘拐するつもりだったらどうするのですか? よく知らない人の車には絶対に乗らないでくださいね」