裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました。

「給食で納豆が出るんですよ」
 鈴木さんが楽しそうにご当地トークしているのは、舞ちゃんのお陰だろう。

 納豆といえば、父の実家で朝食に出されな時に「こんなもの食べれない」と母が言っていた。
 母な父のことが好きなようで、父の実家には寄り添おうとしていなかった。

「なんか音楽が鳴ってる。時報か何か? 今、17時見たいだけど舞ちゃん帰らなくて大丈夫?」

 私は窓の外からうっすらと曲が聞こえる気がして時計を見た。
 舞ちゃんは、片道3時間も家までかかると言っていたのを思い出した。

「もう帰らないと、終電なくなっちゃう。ケーキ良かったら、食べてね。不味かったら捨てても良いから」