裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました。

 そして、東北に行った兄は一人暮らしが許されて、舞ちゃんの一人暮らしが許されないのは性別の差だろうか。

 兄弟がいるなんて羨ましいと思いながら、私にも腹違いの兄弟がいる気がしていた。

 世界を巡ってて思うのは、世界は驚くほど狭いということだ。

 ベトナムで会った人にシンガポールで再開したり、実は人生の登場人物は限られていると感じることが多い。

 私は日本に戻る前にシンガポールにいた。

 もしかして、私の腹違いの兄が近くに住んでいたかもしれない。

「誕生日プレゼント、大きいね」
 舞ちゃんが私がダンボール箱を開けるのを期待している。