「う、うぅん......」
何かに引っ張られるみたいに目が覚めた。
だからなのか、すごく最悪な気分だ。
「な、ここは、どこ......?」
私は状況を把握しようと周りを見渡した。
けれど真っ暗で何も見えない。
っていうか、くさっ!
なんというかありえない腐臭がする。それがこの空間のせいなのか、私自身から放たれる匂いなのか全く分からない。
もしかして、その両方だったりして。
私は混乱する頭を落ち着かせるように、今まであったことを整理することにした。
まず、私の名前。私は唐沢瑠璃。うん、ちゃんと覚えてる。
私、学校から帰ってる途中に変な落とし穴に落ちちゃったんだよね?
いったいどうしてこんな所に......。
状況を整理したはいいものの、理解はできず恐怖ばかりが募っていく。
暗闇は、怖い。
ここは窓もなくて、太陽の光なんかも差してはくれない。
こんな場所にひとりだという事実に私は泣きそうになってしまう。
その時だった。
ピロン、というこの場には不自然なくらい似合わない軽快な音が脳に鳴り響いた。
「なに?」
続いて、目の前にゲームのウィンドウみたいなのが出てきた。
私はそこに書いてある言葉に思わず眉をひそめた。
『ここは乙女ゲームの世界。貴女には悪役令嬢でラスボスの白井百合となってこのゲームをプレイしてもらいます』
は?
何を言ってるの?
「私を元の場所に帰してよ!」
みっともないけど、私は目の前のゲームウィンドウにすがりつく。
悪役って、ラスボスって、それ要するに死ぬってことでしょ!?
私、死にたくない。
『攻略対象全員の好感度を50%以上に上げることでゲームはクリアとなり、元の世界に戻ることができます』
あまりにも冷たく機械的な文章に、私はついに泣いてしまった。
だって、こんなのあんまりだ。
何も悪いことはしていないのに。
『また、攻略対象の内、誰かひとりの好感度を100%にすることでもゲームはクリアとなります』
ゲームウィンドウが何か言っているようだけど、全く頭に入らない。
もし、もし、私がゲームをクリアできなかったら、私は死んでしまう。
それは、この体だけ? それとも私の魂と、元の肉体の両方?
何かに引っ張られるみたいに目が覚めた。
だからなのか、すごく最悪な気分だ。
「な、ここは、どこ......?」
私は状況を把握しようと周りを見渡した。
けれど真っ暗で何も見えない。
っていうか、くさっ!
なんというかありえない腐臭がする。それがこの空間のせいなのか、私自身から放たれる匂いなのか全く分からない。
もしかして、その両方だったりして。
私は混乱する頭を落ち着かせるように、今まであったことを整理することにした。
まず、私の名前。私は唐沢瑠璃。うん、ちゃんと覚えてる。
私、学校から帰ってる途中に変な落とし穴に落ちちゃったんだよね?
いったいどうしてこんな所に......。
状況を整理したはいいものの、理解はできず恐怖ばかりが募っていく。
暗闇は、怖い。
ここは窓もなくて、太陽の光なんかも差してはくれない。
こんな場所にひとりだという事実に私は泣きそうになってしまう。
その時だった。
ピロン、というこの場には不自然なくらい似合わない軽快な音が脳に鳴り響いた。
「なに?」
続いて、目の前にゲームのウィンドウみたいなのが出てきた。
私はそこに書いてある言葉に思わず眉をひそめた。
『ここは乙女ゲームの世界。貴女には悪役令嬢でラスボスの白井百合となってこのゲームをプレイしてもらいます』
は?
何を言ってるの?
「私を元の場所に帰してよ!」
みっともないけど、私は目の前のゲームウィンドウにすがりつく。
悪役って、ラスボスって、それ要するに死ぬってことでしょ!?
私、死にたくない。
『攻略対象全員の好感度を50%以上に上げることでゲームはクリアとなり、元の世界に戻ることができます』
あまりにも冷たく機械的な文章に、私はついに泣いてしまった。
だって、こんなのあんまりだ。
何も悪いことはしていないのに。
『また、攻略対象の内、誰かひとりの好感度を100%にすることでもゲームはクリアとなります』
ゲームウィンドウが何か言っているようだけど、全く頭に入らない。
もし、もし、私がゲームをクリアできなかったら、私は死んでしまう。
それは、この体だけ? それとも私の魂と、元の肉体の両方?


