青春が終わっても

「いやー、卒業式おつかれさま。疲れたでしょ?

……改めてだけど、ご卒業おめでとうございます。」

いつもふざけてる担任の、最後の真剣な話。

みんな涙で顔がぐちゃぐちゃで、悲しそうで、でもとっても幸せそうだった。

この教室に、このメンバーで集まれるのも、今日が最後。

当たり前のように来ていた<学校>が、もう当たり前じゃなくなる。

教室で、グラウンドで、体育館で。

美術室で、技術室で、たまには保健室で笑ったり。

ずっと笑顔が絶えない、本当に、楽しい毎日だった。

ぜんぶ、今日で最後だ。

そう考えると寂しくて、先生が話しているのに、また涙が溢れてきた。