あの日を越えて、二度目の初恋を~最愛の彼との再会愛~

「優愛、夜には起きるよね。おかゆを作ろうか。食べられるかな?」

 時間の融通が利く仕事だからと言って、董子のほうがかなり家事を負担してくれている。
 私も極力やるようにはしているけれど、仕事で家にいないことも多いため、本当にありがたいと思っている。

 もしかしたら、私が家事と育児で精根尽き果てないようにと、彼女は自宅でできる職業を選んだのではないのかな……というのは考えすぎだろうか。
 心優しい董子は『たいしたことはしてないよ。私、料理も掃除も好きだもん』と笑っているから、感謝の気持ちでいっぱいになる。

 三年前、心にぽっかりと穴があいてボロボロになっていた私に寄り添ってくれたのは、ほかでもない親友の董子だった。励まし、気遣い、時にはただ黙ってそばにいてくれた。
 陣痛で苦しんでいるときも、初めての沐浴を経験したときも、彼女がいなければ不安に押しつぶされそうになっていただろう。

「本当にごめんね。董子にばかり頼っちゃって……」
「そうやって謝らなくていいって、いつも言ってるじゃない。明日も私が看病しようか?」
「ううん。会社には休むって言ったから大丈夫」
「優愛も、病気のときは私よりママがいいか」

 苦笑いを浮かべた董子が、私の背をそっとなでる。
 でもそんなことはない。優愛にとって董子は、生まれたときからずっとそばにいる人で、もうひとりの母親みたいなものだから。