オフィスに戻り、上司の遠藤さんという女性に事情を話して頭を下げた。
保育園には〝解熱後二十四時間は登園不可〟というルールがある。
つまり今日の早退だけじゃなく、明日も仕事を休むのが確定になるからだ。
「仕事はなんとかするから、早く行ってあげて」
遠藤さんが真剣な表情で私を急き立てる。
同僚たちに「迷惑をかけてすみません」とていねいに声をかけて回ったが、嫌な顔をする人はひとりもいなかった。
「大丈夫? お大事にね」と言って助けてくれる温かい人たちがいるから、私は優愛を育てていけるのだ。
保育園へ迎えに行くと、具合の悪そうな優愛が事務室のベッドで寝ていた。
「優愛ちゃん、さっきは起きていたんですけど眠ってしまいました」
「お手数をおかけしてすみません」
どんな様子だったのか大友先生からくわしく聞いたあと、私はぐったりした優愛を抱きかかえてタクシーで救急病院へ向かった。
「……ん……ママ?」
「優愛……つらいよね」
病院で受付をしたあと椅子に座って待っていると、腕の中の優愛が目を覚ました。
息が熱い。体温が上がってきているのかもしれない。
保育園には〝解熱後二十四時間は登園不可〟というルールがある。
つまり今日の早退だけじゃなく、明日も仕事を休むのが確定になるからだ。
「仕事はなんとかするから、早く行ってあげて」
遠藤さんが真剣な表情で私を急き立てる。
同僚たちに「迷惑をかけてすみません」とていねいに声をかけて回ったが、嫌な顔をする人はひとりもいなかった。
「大丈夫? お大事にね」と言って助けてくれる温かい人たちがいるから、私は優愛を育てていけるのだ。
保育園へ迎えに行くと、具合の悪そうな優愛が事務室のベッドで寝ていた。
「優愛ちゃん、さっきは起きていたんですけど眠ってしまいました」
「お手数をおかけしてすみません」
どんな様子だったのか大友先生からくわしく聞いたあと、私はぐったりした優愛を抱きかかえてタクシーで救急病院へ向かった。
「……ん……ママ?」
「優愛……つらいよね」
病院で受付をしたあと椅子に座って待っていると、腕の中の優愛が目を覚ました。
息が熱い。体温が上がってきているのかもしれない。



