『お忙しいところ恐れ入ります。ひまわり保育園の保育士の大友です。優愛ちゃんの保護者の、安斉凛音様のお電話でお間違いないでしょうか?』
電話の向こう側から、園児たちが遊んでいる声がうっすらと聞こえた。
「はい。いつもお世話になっております。なにかありましたか?」
『実は優愛ちゃんが、昼寝のあとからお熱を出し始めてしまいまして……』
やはりそうか、とスマホを耳に当てたまま視線を下げた。朝は元気だったのに……。
私はこのあと会議だけれど、今日は早退させてもらうよりほかにない。
『今、検温しましたら三十七度六分ありました。お顔も赤くて少しぐったりされているので、お迎えをお願いしたいのですが、ご都合いかがでしょうか?』
「わかりました。すぐ行きます」
『お水は飲めていますのでご安心ください。今は事務室のベッドで横になっています』
その言葉を聞いて少しだけ安心した。
優愛が高熱を出すたびに、重病だったらどうしようと考えておろおろしてしまうけれど、今回は想像よりも症状は軽めなのかもしれない。
元気にすくすく育ってほしい。今の私は毎日それだけを願って生きている。
優愛はこの世で一番大切な宝物で、絶対に守らなければいけない――私の娘だから。
電話の向こう側から、園児たちが遊んでいる声がうっすらと聞こえた。
「はい。いつもお世話になっております。なにかありましたか?」
『実は優愛ちゃんが、昼寝のあとからお熱を出し始めてしまいまして……』
やはりそうか、とスマホを耳に当てたまま視線を下げた。朝は元気だったのに……。
私はこのあと会議だけれど、今日は早退させてもらうよりほかにない。
『今、検温しましたら三十七度六分ありました。お顔も赤くて少しぐったりされているので、お迎えをお願いしたいのですが、ご都合いかがでしょうか?』
「わかりました。すぐ行きます」
『お水は飲めていますのでご安心ください。今は事務室のベッドで横になっています』
その言葉を聞いて少しだけ安心した。
優愛が高熱を出すたびに、重病だったらどうしようと考えておろおろしてしまうけれど、今回は想像よりも症状は軽めなのかもしれない。
元気にすくすく育ってほしい。今の私は毎日それだけを願って生きている。
優愛はこの世で一番大切な宝物で、絶対に守らなければいけない――私の娘だから。



