あの日を越えて、二度目の初恋を~最愛の彼との再会愛~

 思わず苦笑いを浮かべた。たしかにそうだ。元カレの康史と瀬良さんとでは、気持ちの大きさがまったく違う。こんなにも瀬良さんを愛しているのだと、董子の言葉で思い知らされた。

「これ、よかったらもらってくれない?」
  
 ふと部屋の隅に置いていた彼への京都土産が視界に入り、そっと董子へ手渡した。

「京都で買った和菓子なんだけど、彼に渡す前に賞味期限が切れちゃうから」

 常温で約五日の賞味期限が迫っていて、このまま捨てるようなことになったらもったいない。それなら董子に食べてもらいたいと思ったのだ。

「そっか。ありがとう。じゃあ、今一緒に食べよう」

 董子が包装紙を解き、箱に入った和菓子をめずらしそうに眺める。

「インフルエンザが治ったら、彼の会社へ行ってみようかな。不在かもしれないけど、なにか情報を得られるかもしれないじゃない?」

 会社には出勤しているのか、いないのか。そこも気になっていた。
 仕事でトラブルがあって急な出張が入ったとか、不測の事態に陥っている可能性が高いのではないか……という推測が、今のところ私の中では最有力だ。