あの日を越えて、二度目の初恋を~最愛の彼との再会愛~

 だが、翌日の日曜日、朝目が覚めると身体に異変を感じた。倦怠感や頭痛、喉の痛みといった症状が現れたのだ。
 体温を測ってみると三十七度八分。昨日寒い中、外で立ち尽くしていたのが原因だろう。
 市販の風邪薬は家に常備していたものの、長引かないよう医療機関を受診したほうがいい気がして、救急外来に対応している病院へ電話をして診てもらった。
 診察の結果、検査でインフルエンザA型の陽性反応が出たらしい。
 抗インフルエンザウイルス薬と解熱鎮痛剤などを処方してもらい、家に帰ってきた途端、ベッドに沈んだ。

「だから風邪引くって言ったでしょう? ていうか、インフルって余計にヤバイじゃないの」

 今日も董子から電話がかかってきて、そのときに私が咳こんでいたり声がおかしかったりしたため、具合が悪いとすぐに見抜かれてしまった。
 正直に発熱やそのほかの症状を伝え、病院で受診したことを話したら、仕事を終えた彼女がお見舞いに来てくれたのだ。

「予防接種のおかげかな。高熱にならずに済んでるよ」

 インフルエンザが流行する前に予防接種をしたからと言っても、完全に感染予防ができるわけではない。
 効果は、十八歳~六十四歳の成人で三十六~五十五%というデータもあるくらいだ。
 ただ、接種しておいたほうが今の私のように重症化のリスクは下がる。