あの日を越えて、二度目の初恋を~最愛の彼との再会愛~

 今日は東京へ戻る日だから、会社の分と合わせてほかにもお土産を買おう。
 無難に京都名物のお菓子がいいかな……などと思考を巡らし、土産物店を訪れた。
 外国人観光客向けに、日本らしい様々な土産物がたくさん置いてあり、見ているだけで心がウキウキと踊る。
 瀬良さんと一緒だったら、もっと楽しかったに違いない。

 お菓子コーナーへ足を運んで物色していると、よさそうな物を見つけた。
 餅粉、小麦粉、卵などを合わせた生地に、小豆の粒あんを包んで焼き上げた京都発祥の和菓子だ。
 賞味期限を見ると【常温で約五日】と書いてあるけれど、今日は水曜日。週末に彼の家を訪れるなら大丈夫そう。
 董子には念のため日持ちのするクッキーを選び、購入を済ませた。
 
『これから新幹線に乗ります。予定どおりに帰れそう』

 京都駅のホームで列車を待つあいだに、瀬良さんへメッセージを送った。
 スマホのフォルダから、以前に撮った彼の写真を表示させて眺めていると、自然と顔がほころんでくる。
 早く会いたいな……なんて思う私は、完全に彼の虜だ。