「常務は仕事にまい進していらっしゃいましたからね。……そういうお相手がいるとは聞いていません」
すぐに目を逸らした態度が気になって、「本当か?」と問い詰めそうになった。
しかし、彼女がウソをつく理由なんてない。疑うなんてどうかしている。
「飯塚、すまないが会社のデスクの引き出しから手帳を持ってきてほしい。クラウドのIDとパスワードを控えているかもしれない」
「わかりました」
大事なものはデスクの一番下の引き出しに保管して、いつも鍵をかけている。
その中に重要なことを書き込んだ手帳を入れていた。まだ残っているはずだ。
俺は飯塚に引き出しの鍵を預け、新しい端末を購入してくるよう頼んだ。どちらも明日には届けてくれるだろう。
「遅くなって申し訳ありません。こちらでよろしいでしょうか」
翌日の月曜の夜、飯塚が新しいスマホと手帳を届けに病室へやって来た。
会社では俺の仕事のフォローもあるだろう。ずいぶんと彼女には負担をかけてしまったと、申し訳ない気持ちが湧いた。
「ありがとう。あとは自分でやるよ。家に帰ってゆっくり休んでくれ」
すぐに目を逸らした態度が気になって、「本当か?」と問い詰めそうになった。
しかし、彼女がウソをつく理由なんてない。疑うなんてどうかしている。
「飯塚、すまないが会社のデスクの引き出しから手帳を持ってきてほしい。クラウドのIDとパスワードを控えているかもしれない」
「わかりました」
大事なものはデスクの一番下の引き出しに保管して、いつも鍵をかけている。
その中に重要なことを書き込んだ手帳を入れていた。まだ残っているはずだ。
俺は飯塚に引き出しの鍵を預け、新しい端末を購入してくるよう頼んだ。どちらも明日には届けてくれるだろう。
「遅くなって申し訳ありません。こちらでよろしいでしょうか」
翌日の月曜の夜、飯塚が新しいスマホと手帳を届けに病室へやって来た。
会社では俺の仕事のフォローもあるだろう。ずいぶんと彼女には負担をかけてしまったと、申し訳ない気持ちが湧いた。
「ありがとう。あとは自分でやるよ。家に帰ってゆっくり休んでくれ」



