ジュエル★バトル ~わたしが水晶の巫子!?~

「はいはい、そこまでだ。ダイアモンド。
おまえは、他のツクモジュエリーたちがどこにあるか知らないのか?」

 はっとする。大事なことだ。
 テルもすぐにケンカをやめて、ダイアモンドの様子をうかがう。

「知らん。
われが呪われていた時のことだろう? どうも、記憶があいまいだ」

 偉そうに言ってるけど、つまり手がかりゼロってことだよね。
 テルがあきれた顔でダイアモンドを見ている。

「うーん、困ったことになったな。
さっき、『おれは、ツクモジュエリーを浄化するために生まれた』って言っただろ?
ツクモジュエリーは、おれをうとましく思ってる。
だから、おれを排除するために、美月ごとおそってくるヤツもいるかもしれない」
「美月、いますぐコイツをすてろ」
「いやいや、そんなワケにいかないよ!」

 イリスが言い終わるかどうかのところで、テルがとんでもないことを言ってきた。

「おれは本気だ」

 テルは真剣な瞳でわたしを見つめてきた。その目に、迷いはない。
 そんなテルの両ほほを、わたしは両手でそっと包んだ。

「わたしは、ツクモジュエリーで苦しむ人がいたら、助けてあげたい」

 だって、とりつかれたら魂を食べられちゃうなんて、つらすぎるよ。

「……どうしてもか?」
「うん。ごめんね、ゆずれない」

 テルがわたしを心配してる気持ちが、痛いほど伝わってくる。
 それでも、わたしは考えを変えるつもりはない。

「わかった。じゃあ、おれも戦うから。絶対に、美月を守る」

 テルはそう言って、ほほをわたしの手にすりつけた。
 なんか、わんこちゃんみたいでかわいいって思ったのはナイショだ。

 ツクモジュエリー……。
 もし次があるとしたら、いったい、どこから襲ってくるんだろう?