ふわふわと、わたしは白い世界に浮かんでいた。
どこまでも続く、やさしい光。
ああ、これ、夢だ。わたし、今、夢をみてるんだ。
どこかぼんやりする頭で考える。
「楽しそうだね、サチ」
どこか懐かしい、男の人の甘い声がした。
なぜだろう、初めて聞くはずの声なのに、わたしはこの声を知っている。
聞くだけで、きゅうって胸が切なくなる声。
「ハジメさん」
あれ? わたしの口が勝手に動いて声を出した。
不思議な感覚。でも、嫌じゃない。
「ハジメさん」を呼ぶのは、絶対に嫌ではない。
わたしの口は、勝手に動き続ける。
「ふふふ、いいこと教えてあげる。
ハジメさんは、漢字で書くと、数字の『一』、でしょ?
つらいっていう漢字の『辛』に、『一』をくわえると……、
『幸』って字になるの。
えへへ、わたしの名前!
わたし、ハジメさんといるだけで、幸せ。
つらいことがあっても、吹き飛んじゃうわ」
胸がはずむ。
楽しくて、うれしくて、……いとおしくて。
ハジメさんは、なんて言ってくれるだろう?
聞きたい。
けど、だんだんと白の世界が薄れていって……。
どこまでも続く、やさしい光。
ああ、これ、夢だ。わたし、今、夢をみてるんだ。
どこかぼんやりする頭で考える。
「楽しそうだね、サチ」
どこか懐かしい、男の人の甘い声がした。
なぜだろう、初めて聞くはずの声なのに、わたしはこの声を知っている。
聞くだけで、きゅうって胸が切なくなる声。
「ハジメさん」
あれ? わたしの口が勝手に動いて声を出した。
不思議な感覚。でも、嫌じゃない。
「ハジメさん」を呼ぶのは、絶対に嫌ではない。
わたしの口は、勝手に動き続ける。
「ふふふ、いいこと教えてあげる。
ハジメさんは、漢字で書くと、数字の『一』、でしょ?
つらいっていう漢字の『辛』に、『一』をくわえると……、
『幸』って字になるの。
えへへ、わたしの名前!
わたし、ハジメさんといるだけで、幸せ。
つらいことがあっても、吹き飛んじゃうわ」
胸がはずむ。
楽しくて、うれしくて、……いとおしくて。
ハジメさんは、なんて言ってくれるだろう?
聞きたい。
けど、だんだんと白の世界が薄れていって……。



