空を知らない君に贈る唄


――シン。

――ドシン!

遠くから、地鳴りのような⾳が届く。

⼆⼈はお互いに⾸を傾げ、不思議そうに振り返った。

次の瞬間――澄華の体はピタリと⽌まり、硬直する。

呼吸が⾃然と浅くなり、⾎の気が⼀気に引いた。

⽬をそらしたいのに、体は動かず、視線だけが勝⼿にその存在を追う。

そこにあったのは――全⻑50メートルを優に超えた、想像を絶する

ほど巨⼤な何かだった。