空を知らない君に贈る唄


「よろしくっす!!」

そのまま勢いに乗って、誠司の後ろで結われた髪に⽬を向ける。

「後ろで結ってんの、めっちゃ良いですね! 

俺も伸ばして結ってみようかなぁ〜!」

距離の詰め⽅が異様に早い。

誠司は⼀瞬きょとんとした後、吹き出すように笑った。

「はは、いいじゃん。似合うと思うよ。⼿⼊れは⼤変だけどね」

すっかり打ち解けた様⼦の⼆⼈のやり取りを、澄華は少し離れた位置

から静かに眺めていた。