空を知らない君に贈る唄


多幸感を押し殺すように、いつもの落ち着いた表情を保ちつつ、⼆⼈に

向かって駆け寄る。

「……さっきも言ったが、俺は隊⻑として前線に出る。」

凛の声は低く、確かな決意を帯びていた。

冷静で、揺るぎない指⽰。

澄華の胸に、緊張と期待が同時に流れ込む。

「お前らは後⽅⽀援だ。

だがまぁ、班⻑がいねぇとなると⾊々⾯倒だろ。

お前らは同じく後⽅援護を任されている4班と6班の班⻑に従え。

いいな?」

⾔葉の情報量は多かったが、澄華は必死に頭の中で整理し、理解する。