空を知らない君に贈る唄


「……!?」

思わず駆け寄る。

視界に⾶び込んできた光景。

フライパンの上には――

もはや原型を留めていない、⿊く炭化した何か。

(ベー、コン……? 何あれ……)

煙を上げるそれの前で。

気まずそうに視線を逸らし、腕を組んだまま⽴っている凛。

「なにやってんすか班⻑ぉぉぉ!!」

半泣きで凛の肩をガクガク揺さぶる、陽⽃。