空を知らない君に贈る唄


そして、そんな⼆⼈を少し離れた場所から、

ただ⼀⼈⾒つめていた澄華は――

⾃分が何もできなかったという現実に、打ちのめされていた。

⾜は動いた。

意識もあった。

判断する時間も、確かにあった。

それなのに.......何もしなかった。

何も、できなかった。

(……何が覚悟だ)

胸の奥で、⾃分⾃⾝を嘲る声が響く。