空を知らない君に贈る唄


⽴て続けに、⽬の前で失われた⼆つの命。

守れなかった。

救えなかった。

それどころか――

⾃分が⽣き残ってしまった。

その事実が、⻯也の胸を内側から引き裂いていた。

⼀⽅、陽⽃もまた、地⾯に仰向けに倒れたまま、

起き上がることすらできずにいた。