空を知らない君に贈る唄


「――っ!」

⼆⼈の体が、もつれるように地⾯を転がる。

その直後。

――ドンッ。

⼀秒前まで、⻯也がいた場所に、異喰の⾜が、叩きつけられた。

⼟が舞い、地⾯が、⼤きくえぐれる。

だが異喰は、こちらに気づいた様⼦もなく。

何事もなかったかのようにゆっくりと体を起こし、

そのまま、歩いていった。