空を知らない君に贈る唄


誰もが、⾔葉を探している顔だった。

祝福すべきなのか。

怒るべきなのか。

泣くべきなのか。

――それとも。

澄華は、その輪の中に⾜を踏み⼊れながら、

胸の奥に、説明のつかない違和感が広がるのを感じていた。

勝ったはずなのに。

倒したはずなのに。

なのに――

何かが、まだ終わっていない気がしてならなかった。