空を知らない君に贈る唄


――怜奈を喰った、怪物を。

澄華の脳はうまく追いついていなかった。

現実感がなく、⽬の前で起きた出来事が、何度も何度も、

頭の中でスローモーションのように回り続ける。

倒れる異喰。

跳躍する⻯也。

貫かれた、両の⽬。