空を知らない君に贈る唄


⾔葉の⼀つ⼀つが、⾎を含んでいるかのようだった。

「いいぜ……」

拳を強く握りしめ、

喉の奥から、怒りを叩きつけるように叫ぶ。

「お望み通り殺してやるよ……!!!」

次の瞬間――

⻯也は、地⾯を蹴った。

「くっそおおおお!!!!!!!」

叫びと同時に、跳躍装置のレバーが引かれる。

圧縮された空気が⼀気に解放され、

⻯也の⾝体は、弾丸のように宙へと跳ね上がった。