次の瞬間、⾦属が擦れる⾳が鳴った。 腰のホルスターから引き抜かれたのは、錐⼑。 光を反射して鈍く輝く刃を⾒て、陽⽃と澄華は、はっと息を呑んだ。 「……っ」 声が、出ない。 何を⾔うべきか、分からなかった。