数日後、
「月音、来たぞー」
「陽太くん」
学校帰りだろう、制服を着た陽太くんがやってきて、ニヤニヤしながらわたしに袋を渡してくれる。
「なに? これ」
「いいから中見てみて」
「うん。……え、これ……」
「学校帰りにキッチンカーが出ててさ、そこのクレープがすげぇうまいって今学校で流行ってんだ。まぁ本当は学校帰りに買い食いしたりするの禁止なんだけど、不定期で営業してるから次いつ来るかわかんなくて。どうしても月音にも食べさせてあげたかったから買ってきた」
だから学校には内緒な! と笑う陽太くん。袋の中にはいちごがのったクレープと、チョコレートがかかっているクレープが入っている。
「さっきナースステーション寄って山本さんに許可とってきたから。二個入ってるだろ? それ一個俺の分。好きな方選んでいいから、一緒に食べよーぜ」
コンビニにも寄ってくれたのだろうか、紙パックのお茶も用意してくれて、ストローを刺した状態で渡してくれる。
「……わたし、クレープなんて何年も食べてない……」
「そう言うと思った。入院してるとあんまり食べる機会ないよな。貸して。中身出してやる。いちごカスタードとチョコバナナ、どっちがいい?」
いちごカスタードに、チョコバナナ。どっちも大好きだから、迷ってしまう。
「月音、来たぞー」
「陽太くん」
学校帰りだろう、制服を着た陽太くんがやってきて、ニヤニヤしながらわたしに袋を渡してくれる。
「なに? これ」
「いいから中見てみて」
「うん。……え、これ……」
「学校帰りにキッチンカーが出ててさ、そこのクレープがすげぇうまいって今学校で流行ってんだ。まぁ本当は学校帰りに買い食いしたりするの禁止なんだけど、不定期で営業してるから次いつ来るかわかんなくて。どうしても月音にも食べさせてあげたかったから買ってきた」
だから学校には内緒な! と笑う陽太くん。袋の中にはいちごがのったクレープと、チョコレートがかかっているクレープが入っている。
「さっきナースステーション寄って山本さんに許可とってきたから。二個入ってるだろ? それ一個俺の分。好きな方選んでいいから、一緒に食べよーぜ」
コンビニにも寄ってくれたのだろうか、紙パックのお茶も用意してくれて、ストローを刺した状態で渡してくれる。
「……わたし、クレープなんて何年も食べてない……」
「そう言うと思った。入院してるとあんまり食べる機会ないよな。貸して。中身出してやる。いちごカスタードとチョコバナナ、どっちがいい?」
いちごカスタードに、チョコバナナ。どっちも大好きだから、迷ってしまう。



