約束を超えた先で、君を待つ。

これからどうしたらいいのかもわからないし、ずっと胸がザワザワしている。恐怖がなくなったわけではないし、何も変わっていない。

だけど、一つわかったことはある。

「陽太くん」

「ん?」

「陽太くんに出会えてよかった」

「っ、月音」

「陽太くんがそばにいてくれて、本当によかった」

陽太くんに抱きしめられると、胸がどきどきと高鳴る。その香りに包まれると、温かくて幸せな気持ちになる。その腕に触れると、なんでも大丈夫な気がしてくる。

この感情の名前がずっとわからないままだったけど、今日ようやくわかったよ。

――わたし、陽太くんのことが好きなんだね。

まるで太陽みたいにわたしを引っ張り上げてくれるところが。

まるで最初からそこにいたみたいに自然にとなりにいてくれるところが。

まるでわたしの気持ちを全てわかっているみたいに抱きしめてくれるところが。

優しくて、わたしのことをよく見てくれて、わたしのことをたくさん考えてくれて。

……そんなの、好きにならないわけないよね。