約束を超えた先で、君を待つ。

***

それから三日後の朝のことだった。

目が覚めて、まず違和感を覚えた。

身体がいつにも増して重い。手を布団から出そうとしたら、あまりに重くて力が入らない。

視界もぼやける。瞼を擦りたいけれど、手を動かすことができない。

ナースコールを押したくてもそれも難しくて、サーっと血の気が引いた。

どうにかナースコールのボタンを押した時には、十分近くが経っていたと思う。慌ててやってきてくれた看護師さんに事情を説明しようと思ったけれど、その前にわたしの顔を見て眉間に皺を寄せるような仕草をした。

「顔色が悪い……ちょっと待ってね、先生呼んでくるから」

「あの……」

「ん?」

「手に力が入らないの……あと、身体がすごく重くて……」

「っ……すぐ戻るから待っててね。大丈夫だからね」

言葉では大丈夫と言ってくれたけれど、その表情には焦りが浮かんでいた。

顔色が悪い? そんなに慌てて先生を呼ぶほど?

急に心臓がバクバクとして、怖くなってくる。

すぐに先生がやってきて、わたしの顔を見てやはり表情を変える。そして

「この間の血液検査の結果は出てる!?」

「出てます!」

「今すぐ見せて!」

そう言ってパソコンの画面を凝視した。