ゴースト・ガード~超人気配信グループは男装女子を溺愛中!?~

「多分。おれは……なんていうか、『カン』が鋭いんだ。霊の姿は見えないけど、嫌な気配がすると肌がピリピリしたり、体調が悪くなったりする。いままでも、他のメンバーが危ない場所に行きそうになったら止めてきた。でも、今回は止められそうにない」
 白銀くんは階段を上って、私と同じ踊り場に立った。

「光成たちは、ただの心霊スポット巡りだと思ってはしゃいでる。夏を先取りする良い企画だって……でも、おれにはわかる。最後に行く予定の『旧・九谷《くたに》トンネル』には『何か』がいる」  
 いつもクールな彼にはめずらしく、少しだけ声が震えている気がする。

「お願いだ。おれたちと一緒に来てほしい。光成や先輩たちは、おれの大事な友達なんだ」
 そう言って、白銀くんは頭を下げた。