怪異ハンター

「帰ったら何食べる?」
早くも夕飯の心配をしている輝に拓がなにか言おうと口を開いたときだった。
前方からものすごい勢いで走ってくる男の子の姿が見えてふたりは同時に足を止めた。
男の子の顔は真っ青で今にも倒れてしまいそうなのに、両足はしっかりと蹴っている。
時折後ろを振り向いているから、なにかに追いかけられているようにも見えた。
「ねぇ、あの子ってどこかで見たことない?」
男の子が近づいてきて顔がハッキリ見え始めた時、輝が気がついた。
それは以前ふたりが退治した人面犬に追いかけられていた男の子だったのだ。
「大丈夫? またなにかあった?」