怪異ハンター

秋の近づいた街は涼しくて歩きやすく、道行く人々の服装には長袖が増えてきていた。
それでも日中は30度近い気温まで上がる日が続いていて、みんな脱ぎきしやすい上着をきている。
「日本の四季は夏激夏夏冬になりそうだな」
ダラダラと歩きながら拓がそんなことを呟く。
「激夏って日本が燃えてそうですごいね」
ツインテールを左右に揺らしながら輝が笑う。
「実際にそうだろ。40度近い気温なんて燃えてるとしか思えない」
拓がそう答えたとき、前方からスーツ姿の男が歩いてきた。
20台前半に見える男は片手にスマホを持って急ぎ足で近づいてくる。