怪異ハンター

輝がギュッと目を閉じたその時だった。
ボッという音と、強い光をまぶたの裏に感じて目を開けた。
そこにはライターを持った優と燃え盛る蚕がいたのだ。
蚕は悲鳴を上げながら洞窟内を転げ回っている。
「熱い! 熱い熱い熱い!!」
蚕が燃えながらどこかへ逃げようとする。
その火がマユに燃え移り、一瞬にしてマユが炎に包まれた。
「まずいぞ、早く優の体を見つけないと燃えてしまう!」
拓が痛む体を無理やり起こしてマユへと飛びついた。
そして力まかせに破いて中を確認していく。
輝もどうにか立ち上がり、優の体を探した。
マユの中にいた子供たちも熱さに目を覚まして自分からマユを捨てて洞窟から逃げ出していく。