だけど、それから怪異の匂いがプンプンしている。
「蚕」
輝が小さな声でつぶやいた。
繭玉の飾りをみたときに展示されている写真も一緒に見た。
そこには蚕の写真が展示されていたのだ。
可愛らしい顔をした蚕だけれど、ものを食べるための口がないという説明書きもされていて驚いたことを覚えている。
けれど目の前にいるソレには口があり、更に繭玉を作るために繊維を吐き出す穴もあった。
「思い出した! あいつだよ、僕を鬼の家から連れ出したのは!」
優が戦慄の混じった悲鳴を上げる。
蚕の口元がニヤリと歪む。
獲物が自分から戻ってきたとでも思ったのだろう、突然羽ばたいたかと思うと優へ飛びかかかったのだ。
「蚕」
輝が小さな声でつぶやいた。
繭玉の飾りをみたときに展示されている写真も一緒に見た。
そこには蚕の写真が展示されていたのだ。
可愛らしい顔をした蚕だけれど、ものを食べるための口がないという説明書きもされていて驚いたことを覚えている。
けれど目の前にいるソレには口があり、更に繭玉を作るために繊維を吐き出す穴もあった。
「思い出した! あいつだよ、僕を鬼の家から連れ出したのは!」
優が戦慄の混じった悲鳴を上げる。
蚕の口元がニヤリと歪む。
獲物が自分から戻ってきたとでも思ったのだろう、突然羽ばたいたかと思うと優へ飛びかかかったのだ。



