怪異ハンター

拓に言われて輝も白い袋に触れてみた。
柔らかな手触りには覚えがあった。
「これってマユじゃないかな?」
「マユ?」
「うん。前に繭玉っていう飾りをみたことがあるんだけど、それにそっくりだよ。縁起がいいものとして飾られていたけれど、これは……」
輝はそこまで言って言葉を切った。
目の前に吊るしてある繭玉は見たことがあるものの何十倍も大きい。
それにその禍々しい姿はとても縁起がいいものとは思えなかった。
「これ、僕知ってる」
遅れてやってきた優がマユを見てそう断言した。
そして躊躇することなくマユの表面に爪を立てたのだ。
力まかせにマユを破いていく。
「ちょっと、そんなことしていいの?」