このままじゃ死んでしまうのは時間の問題だ。
「とにかくここから出よう。輝、印は組めないけど力を使ってみよう」
さっきワンピースの女性には効果があったことを思い出し、輝は拓の横へと移動した。
そしてドアをジッとにらみつける。
力を使う相手はあの鬼だ。
心の中で鬼の姿を思い浮かべる。
両親を殺し、自分たちに怪異を撃退する力を植え込み、そして弟の優をさらった憎い鬼……!!
「心・狂」
拓の声が凍った人たちに吸収されて、消えていく。
だけそれはとても力強い声だった。
「心・止」
異変はなにも起きない。
外から物音も聞こえてこない。
「もう一回だ、輝」
「うん」
「心・狂」
「心・止」
「とにかくここから出よう。輝、印は組めないけど力を使ってみよう」
さっきワンピースの女性には効果があったことを思い出し、輝は拓の横へと移動した。
そしてドアをジッとにらみつける。
力を使う相手はあの鬼だ。
心の中で鬼の姿を思い浮かべる。
両親を殺し、自分たちに怪異を撃退する力を植え込み、そして弟の優をさらった憎い鬼……!!
「心・狂」
拓の声が凍った人たちに吸収されて、消えていく。
だけそれはとても力強い声だった。
「心・止」
異変はなにも起きない。
外から物音も聞こえてこない。
「もう一回だ、輝」
「うん」
「心・狂」
「心・止」



