怪異ハンター

拓が聞き返した。
「僕は鬼に捕まってここに入れられたことがあるんだ」
「本当に?」
輝の鼓動が速くなる。
それなら、ここに優の体があるということだろうか。
あったとして、魂は戻ることができるのか?
疑問を払拭するように冷凍保存されている人の山を確認していく。
顔が見えないときは、3人で他の遺体に体当りして山を崩していった。
けれど優の体と思われずものは見つめることができなかった。
「もしかしてもう食べられちゃったのかな」
優が愕然とした声で呟く。
ここに体がないとすれば、その可能性が高くなる。
優は戻るべき体をすでに失っているかもしれない。
「ここに来てからどうしたか、覚えてないか?」