怪異ハンター

他の3人の家族も今や人の姿ではなくなっている。
一番小さな女の子でさえ、拓たちよりもずっと大きな赤鬼の姿になっていたのだ。
「ここから出してよ!」
優がドアを両手で叩く。
その音は虚しく消えていくばかりだ。
こんな森の中の洋館で物音を立てたって、誰にも気が付かれない。
3人はあっという間に鬼の家族に取り囲まれてしまっていた。
輝が鬼の少女に手首を掴まれてハッと目を見開く。
「やめて! 離して!」
必死で手を振り払おうとするけれど、キツク掴んでくる手は輝の手首に食い込んでくる。
「おとなしく私たちの食料になってよ」