怪異ハンター

が、ドアに手をかけても開かない。
鍵はないようだけれど、びくとも動かない。
「私達の作ったものが食べられないのか!?」
途端に怒号が聞こえてきて3人は同時に振り向いた。
さっきまでおだやかな表情で食事をしていた男性が顔を真赤にして怒っている。
「ご、ごめんなさい。私たちはやく帰らないといけなくて」
輝が説明するが、聞く耳を持ってくれない。
男性が立ち上がったかと思うと、その体が倍以上の大きさへと膨らんでいく。
衣類はビリビリに裂けて、真っ赤な肌が覗いた。
ひげは消えて、代わりに角が生えてくる。
その瞬間強烈な怪異の匂いが鼻を刺激した。
「擬態してたんだ!」
拓が叫ぶ。