怪異ハンター

そしてゆるゆると吐き出す。
「やっぱり」
そのつぶやきはとても小さくて、でも力強いものだった。
「私もきっとそうだと思ってたの。お母さんが何度も会社に問い合わせて一緒に仕事をしていた人の名前を聞いても返事はなかったし、納得できるような説明もされないままだったから」
咲はそう言って目頭を押さえた。
泣いているのかと思ったけれど、長年の疑問が晴れてスッキリした顔をしている。
「でも、それを記事にしても誰も信じてくれないかもしれないです。私達が過去を見たなんてこと……」
輝が申し訳なさそうに言う。
しかし咲は「大丈夫よ」と、微笑んだ。