でも確かに傷はまだあって服の上からでもわかるくらい痛々しい。
『わからない。でも僕も輝も出血が止まってるみたいだ』
深く切られたのに、止血もせずに血が止まるとは思えない。
だけど実際にふたりの傷口から出血はなくなっていた。
混乱しつつも、拓は自分の体に妙に力がみなぎるのを感じていた。
今まで1度も経験したことのない強さだ。
そのとき、鬼が再び長い爪を持つ手を振り上げてふたりめがけて攻撃してきた。
その攻撃はまるでスローモーションのように見えていた。
ふたりは同時に左右へと飛び退いて、その攻撃をかわしていたのだ。
飛び退いた表紙に壁際まで移動してきてしまった自分に、輝が驚いて目を丸くしている。
『わからない。でも僕も輝も出血が止まってるみたいだ』
深く切られたのに、止血もせずに血が止まるとは思えない。
だけど実際にふたりの傷口から出血はなくなっていた。
混乱しつつも、拓は自分の体に妙に力がみなぎるのを感じていた。
今まで1度も経験したことのない強さだ。
そのとき、鬼が再び長い爪を持つ手を振り上げてふたりめがけて攻撃してきた。
その攻撃はまるでスローモーションのように見えていた。
ふたりは同時に左右へと飛び退いて、その攻撃をかわしていたのだ。
飛び退いた表紙に壁際まで移動してきてしまった自分に、輝が驚いて目を丸くしている。



