輝は大粒の涙を流しながら必死にモヤを振り払おうとしているが、それは簡単に体の中へと入っていってしまった。
このとき、ふたりは怪異の力を手に入れたのだ。
鬼の力は相手の心臓を止める力だった。
それがそのままふたりに伝わってしまった。
ただし、ふたりが力を使えるのは、怪異に対してのみだった。
今ではそれで良かったのだと思えている。
人間にまでこの力を使うことができたら、悪い道へと迷い込んでいたかもしれないから。
『うぅ……私、どうなっちゃったの?』
輝が自分の傷口に視線を向けて呟く。
モヤが入り込んだあとから、その傷に痛みを感じなくなっていたのだ。
このとき、ふたりは怪異の力を手に入れたのだ。
鬼の力は相手の心臓を止める力だった。
それがそのままふたりに伝わってしまった。
ただし、ふたりが力を使えるのは、怪異に対してのみだった。
今ではそれで良かったのだと思えている。
人間にまでこの力を使うことができたら、悪い道へと迷い込んでいたかもしれないから。
『うぅ……私、どうなっちゃったの?』
輝が自分の傷口に視線を向けて呟く。
モヤが入り込んだあとから、その傷に痛みを感じなくなっていたのだ。



